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海外の最新医学記事からの役立つ情報と英語学習について、留学なし通学なしでIELTS band 7.5達成した独学派勤務医のBlog

コロナ禍でRSウイルス流行のワケ

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コロナの第5波の大きさが桁違いで、

重症例の割合は少ないものの、

通常医療や生活への

影響が懸念されます。

 

さてそんな中で

RSウイルスが流行している

との情報があり、

少し調べてみました。

 

以下の記事をご紹介します。

 

time.com

 

RSウイルスとは、

いわゆる風邪ウイルスの一種で、

殆どの場合は感染しても

風邪症状のみですが、

 

新生児や高齢者では

気管支炎や細気管支炎を起こし、

喘息様の呼吸、呼吸困難から

重症化や死亡の危険もある感染症です。

 

基本的にはインフルエンザと同じ

冬に流行するのですが、

今年はなぜか

通常殆ど見ることのない

夏に流行しています。

 

 

ただ、これは単に時期がおかしいだけで、

特に特別な事ではないようです。

 

コロナを予防するため、

感染症に対する手洗いやマスクなどの

徹底のおかげで

昨年の冬にインフルエンザの

流行は劇的に低かったとのこと。

 

これは冬季のRSウイルス

にとっても同様でした。

そこでこの自粛が緩んだ時期になって

ウイルスが遅れて広まった

だけのようです。

 

インフルエンザは

夏に流行ってはいませんが、それは

RSウイルスがより感染力が強いことと、

皮肉ながら感染防御徹底の為に

免疫がついていないとのこと。つまり

通常は2歳までにRSウイルスに初感染し

免疫を獲得し、2回目以降の感染は

軽症で済むのですが、

 

徹底した感染対策により

そのチャンスを逃した子供は、

今回の機会で感染、発症しやすいと。

 

ただ恐れる必要はなく、

通常のRSように対応してよいとの事。

またコロナ対策と同様の感染防御は

もちろん続けるべきと。

 

 

同じように昨シーズンはご無沙汰だった

インフルエンザは今年はどうなることやら、

 

予防接種は必須ですね。

 

最後に英語表現です

 

be on par with ~  = ~に匹敵する、同じである。

 

In the U.S., RSV case counts are “incredibly high for the summer, but it’s about on par with what we see in the winter.”

 

ぜひご参考に

 

一緒に頑張りましょう