ale for all dreamers

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海外の最新医学記事からの役立つ情報と英語学習について、留学なし通学なしでIELTS band 7.5達成した独学派勤務医のBlog

ワクチンで不妊になるのか?

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最近はSNSのおかげで、

あっという間に情報が共有される反面、

間違った情報も同様にまことしやかに

拡散されてしまうようです。

 

その中には新型コロナウイルス

ワクチンを接種すると不妊になる

といった情報があります。

 

実際にそう信じている方

もいると思います。

 

以下の記事をご覧下さい。

 

www.healthline.com

 

 

結論から言うと、

コロナワクチンが不妊の原因となる

といった証拠は今のところないとの事。

 

実際にCDCは妊婦さんに対して

ワクチン接種を避ける必要がない、

ワクチンを接種する際に妊娠検査を

する必要がないとの声明を出しています。

 

実際、ワクチンの臨床試験の途中で

妊娠した女性もいますし、

アメリカでは10万人以上の妊婦さんが

ワクチンを接種しています。

 

35,000人のワクチンを接種した

妊婦さんの調査では

ワクチンが妊婦さんや赤ちゃんに

悪影響を及ぼした結果は

無かったとの事です。

 

もちろん、今後影響が出ないか

調べる事は必要ですが。

 

 

 

そもそもなぜワクチンが妊娠に悪影響と

言われるようになったのでしょうか?

 

Woodragというドイツの医師が

RNA胎盤の発達を助ける

たんぱく質が似ているため、

ワクチンにより作られた免疫が

胎盤を攻撃する可能性がある

と指摘しました。

 

実際にそんな証拠はありませんでした。

 

その噂だけがなぜか広まって、

多くの女性にワクチンの恐怖を

植え付けたのでした。

 

 

mRNAは我々の筋肉細胞に免疫を

作らせるマニュアル本であり、

すぐに捨てられ、分解されます。

(非常に不安定なため複製されない)

決して我々のDNAの周りをうろついたり、

侵入してきたりはしません。

 

 

繰り返しますが、

mRNAが妊娠に悪影響を与えた

という証拠はどこにもありません。

 

 最後に英語表現です。

”間違い”といったニュアンスの単語が

たくさん出てきました。

Despite these misconceptions, scientists continue to assure people that there’s no link between COVID-19 vaccines and infertility.


他にmisinformation, misunderstanding


勉強になります。

 

いかがでしょうか?

ぜひご参考に。

 

一緒に頑張りましょう

 

 

なぜワクチンは腕に筋肉注射をするのか?

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この記事をご覧の皆さんは

もうワクチンは接種されましたでしょうか?

 

より広い年代、職域の方に

ワクチンが普及すれば、

来たるオリンピックに付随する

感染再拡大のリスクにも

多少の対抗策になるかもしれません。

 

 

自分にとってはごく普通と

思っていたのですが、

新型コロナウイルスのワクチンが

筋肉注射であることも、

ワクチン接種を怖がる人たちにとって

一つの理由になっているかもしれません。

 

そもそもなぜ筋肉に、腕に

ワクチンを打たないといけないのでしょうか?

 

 

おもしろい記事をご紹介します。

 

theconversation.com

 

まず、殆どのワクチンは筋肉注射が基本です。

ロタウイルスのワクチンのように

口から接種するものもありますが、

麻疹、水疱瘡、風疹のワクチンが

皮下注射であることを除けば、

殆どが筋肉注射です。

(日本では皮下注射のインフルエンザ

ワクチンも海外では筋肉注射です。)

 

 

その理由として免疫反応の起こり方が

深く関わっています。

 

まず第一に筋肉には免疫細胞が多く存在し、

抗原が注入されるとそれを認識して

免疫反応を開始します。

(コロナワクチンに関しては厳密には

抗原ではありませんが)

 

その免疫担当細胞が抗原情報を

リンパ球に提示し、

抗体が作られるのですが、

リンパ節にはそのリンパ球がたくさんいます。

三角筋(肩~腕の筋肉)脇の下のリンパ節に

比較的近いため、その抗原ー免疫反応が

効率的に行われる可能性があります。

 


はたらく細胞(1) (シリウスコミックス)

 

また筋肉は炎症反応を注入部に

止めておく効果があります。

ワクチンを接種した後の穿刺部の

痛みや腫れはその効果で、

これがもし脂肪組織に注入された場合には、

その腫れが広範囲にわたっておきてしまう

可能性があります。

 

想像したくないですね。

 

 

他には腕の筋肉の質量がある程度あること、

(3歳以下では筋肉量が少ないため

太ももに打つとの事:小児科ではないので

見たことありません)も理由ですし、

 

他の部位に接種するには

ズボンやスカートをいちいち

捲らないといけませんしね。

 

 

筋肉注射が皮下注射に比べて痛いかどうかは

正直個人差(打つ人の?)があると思います。

 

自分は1回目の右腕に接種した際は

殆ど何も感じませんでしたが、

2回目の逆の腕のときは非常に

痛かったのを覚えています。

 

接種してしばらくしてからの筋肉痛は

両方ともあまり変わりませんでしたが。

 

 

今回の使える表現です。

All things considered, すべてを考慮に入れると

When it comes to ~, ~に関して言えば

 

All things considered, when it comes to the flu and COVID-19 vaccine, for most adults and kids, the arm in the preferred vaccination route.

 

 

いかがでしょうか?

 

ぜひご参考に。

 

一緒に頑張りましょう。

英語スピーキングの練習法 IELTS speaking6.0→7.0でやったこと (1)

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英語の4つのスキルのうち、

我々日本人にとって苦手とするのが、

いわゆるアウトプットに関するスキル、

Speaking, Writingではないでしょうか。

 

その中でも多くの人にとって

英語学習の最終目標でありながら、

最も苦手とするのがSpeakingだと思います。

 

というのも、ListeningやReadingは

時間をかければ独学で技能を上げる事が

比較的容易で、またWritingも

添削サービス等のフィードバックがあれば

独学も無理では無いと思います。

 

しかしながらSpeakingに関しては

相手がいないと練習が難しいと思われがちで、

その為に留学や英会話教室

最近ではオンライン英会話等での学習

を考えるのが一般的ではないでしょうか。

 

 

それはそれで一定の効果はあると思いますが、

実際やってみると、

”レッスンでは全然言いたい事が喋れなかった”

等の敗北感を感じる時があるのも確かです。

 

要は自分の頭で考えたセンテンスを使う練習が、

週に1回の教室レッスンでは、

毎日25分のオンライン英会話レッスンでは

十分できない状態が、思うように学習が進まない

もどかしいさの原因になっているのではと思います。

 

その練習に関しては、よく聞く

”英語の独り言”というアプローチ

が有効であると思います。

 

 

鏡に向かって、または一人の時に

ブツブツ英語で喋ってみる事です。

(またの機会に詳しく説明します)

 

しかしながら、英語で独り言を喋るにも

何を喋ったらいいか解らない

という方も多いと思います。

また、気づいたらいつも同じ

フレーズだけ喋っている

人もいるのではないでしょうか。

 

 

そんな悩みを持っている人にお勧めなのが、

この本です。

 


英語日記BOY

 

超超超 お勧めです。

 

 

詳しくはこの本を

一読して頂きたいのですが、

 

要点を言うと、

身の回りのリアルな出来事を

英語で日記に短文で書いてみる。

それをインターネットや

オンラインレッスンで

ちゃんとした英文に直してもらい、

100回フレーズを繰り返して喋ってみて

発音、フレーズを叩き込む

 

といった方法です。

(詳しくは本書をお読み下さい)

 

非常に有効な方法と思います。

毎日体にしみついたリアルなフレーズが

少しずつ増えていくのです。

 

しかしながら、自分にとっては

100回同じフレーズを繰り返す

というのがとてもハードでした。

 

通勤中にボソボソと口ずさんでいるのですが

どうしても途中で飽きてしまって、

気づいたらケータイで他の事をしていたり、、

といった感じでした。

 

そこで自分でやってみたのが

”フレーズ活用”です。

繰り返す度に少しずつフレーズを

変えてやるんです。

 

 

例えば

adovocate = 支持者 

という単語を使えるようにするために

以下の英文を、本やネットから参照します。

 

I am a big adovocate of being able to eat sweet foods.

甘いもの食べるの事を大いに支持します。

直訳すると変ですが、

私は甘党の気持ちがよく解ります、

くらいの意味です。

 

ただ、この文をひたすら繰り返すのは、

つまらないし、正直あまり使えそうな

感じもしません。

 

そこで、ほんの少しずつ変えてやります。

 

I am a big adovocate of being able to eat sweet foods、as long as in moderation.

ほどほどの範囲であれば、

 

さらに、

Even though you are on a diet, I am a big adovocate of being able to eat sweet foods、as long as in moderation.

たとえあなたがダイエット中でも、

 

さらに

Even though you are on a diet, I am a big adovocate of being able to eat sweet foods、as long as in moderation. Because some experts say sugar is essential for counteracting mental stress.

専門家が糖は精神的なストレスに

対抗するためには重要だって言ってますし

 

さらに副詞をつけて色付けして

 Even though you are on a diet, I am absolutely a big adovocate of being able to eat sweet foods、as long as in moderation. Because some experts say sugar is obviously essential for counteracting mental stress.

 

 

こんな風に、

他の場所で覚えた表現をくっつけて

だんだん長い文にしてみます。

それぞれのフレーズを5-6回

繰り返して口ずさむ、

これで飽きずspeakingの練習

ができますし、

新しい表現を勉強するきっかけにもなります。

 

いかがでしょう?

まずはやってみることから。

 

 

 

ぜひご参考に。

 

 

一緒に頑張りましょう。

 

子供はコロナウイルスを広げるのか?

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緊急事態宣言が明けました。

 

自分たち医療職は

あまり仕事の仕方は変わりませんが、

周りの飲食店がまた賑やかになっていくのを

微笑ましく見ながらも、

また患者が増えないだろうか

と少し怯えながら見てもいます。

 

 

1回目の緊急事態宣言と違い、

学校は基本的にイベントものを除き

通常通りにやっておりますが、

果たしてそのコロナ拡散に対する影響は

如何なのでしょうか?

 

 

 

客観的なデータがありますのでご紹介します。

 

www.healthline.com

 

 

イスラエルで行われた調査によると、

 

ちなみに同国では

2020年9月に規制を解除したものの、

その月の半ばにはコロナの

アウトブレークを受けて

規制を11月まで再導入しました。

 

 

その規制時と非規制時を比べて

コロナ患者の発生率を比べています。

101,000人の10-19歳の年代では

規制解除により約3倍に

感染が増えたのに対し、

47,000人の0-9歳児では1.1倍程度しか

増加しませんでした。

 

もちろん、イスラエルで具体的に

どのように感染予防対策が行われているか

の検証が必要ですが、

 

この調査の結果から言える事は、

 

10歳以下の子どもは知られているように

重症化しにくく、

感染伝搬自体もしにくいとの事でした。

 

当然ですが、前述のように

10-19歳はリスクが多いわけですから、

子供と”ひとくくり”にはできません。

 

この結果から考えると、

この年代に対して

ワクチン接種の適応を拡大するのも

意味があるような事だと思われます。

 

 

但し、アメリカのCDCのガイドラインでは

2歳以上には基本的にマスクの着用が

勧められており、

この論文はそれを不要と

結論付けたいのではありません。

 

 

使える表現がありました。

 

 

reassuring = 安心できる 元気づけさせられる

positiveな意味です。

 

“These findings should be reassuring to educators conducting in-person classes in preschool and elementary school classes.”

 

この知見は幼稚園・保育園、小学校の

教育者にとって心強いものとなる。

 

 

いかがでしょうか。

ぜひご参考に。

 

 

一緒に頑張りましょう。

英語リスニング力の鍛え方 聞き流しは意味があるのか? (IELTS 5.5 ⇒ 8.5)

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英語、特にIELTSリスニングに関して

は正直、苦手意識を持っていました。

しかしながら2回のIELTSの受験で

一番スコアアップしたのは

リスニングセクションでした(5.5 → 8.5)。

 

IELTSテストに対する

具体的なアプローチはさておき、

リスニング力の鍛え方について、

自分の試したアプローチを

ご紹介しようと思います。

 

 

まず絶対条件として共通している条件が、

ある程度の量=時間、ソースの種類に

かかわらず英語を聞いている事

ではないでしょうか。

 

毎日通勤時間、英語を聞いている人と、

youtubeでヒカキンの動画を見ている人

(個人的には好きですが)

では1年、2年と経った時に

その違いは歴然としていると思います。

 

 

一番お勧めなのは

英語のメディアを楽しんで

勉強と思わず聞けるようになれば、

普通にテレビやラジオを聴いている感覚なので

ベストなのですが、

 

問題は何を言っているか解らず、

聞く事自体が苦痛になってしまう事でしょう。

 

 

 

自分がまず試したのは、

Speed Learningというメディアでした。

(現在はサービスが終了しています)

 

石川遼君が聞き流すだけで

海外記者からのインタビューに

答えられるようになったというアレです。

 

毎月CDが送られてきて、

それをひたすら常時聞き続けるのです。

 

内容は面白くもつまらなくもなく、

シチュエーションを変えた

日常英会話が素材です。

短い英文とその訳文が交互に

繰り返される構造になっています。

 

正直、すごくお勧めするもの

ではありません(理由は後述)が、

一定の効果もあるのかもしれません。

 

 

自分が何年か前に韓国の病院で

レクチャーを受け、

またプレゼンテーションをする

という機会がありました。

ASAN Medical Centerという、

本当に空港のように大きな病院ですが、

日本人と韓国人の医師ばかりなので

共通の英語が使われていました。

 

自分は参加している医師の中では一番若手で、

所属してる病院も全国的な知名度は無かった為、

正直参加している医師たちの中で

小さくしていました。

 

しかし、講師の先生から意見を求められたとき、

(反論でしたが)自分なりの英語で応えると、

英語がよかったのか、論破しようとしたのか、

その後ほぼマンツーマンのディスカッションに

なってしまいました。

 

その後の他の日本人医師の自分への

”お前誰?スゲーじゃん!”的な態度の変化が

今も忘れられません。

自分がしていた勉強がスピードラーニング

だけだったので、

やはり何らかの意味があったと思います。

 

 

しかし、今から思うと

あまりお勧めできません。

というのも日本語と英語では

文法上、語の配置が逆なので、

日本訳と英文を同時にインプットすると

その並べ替えの作業も同時に

頭の中でしなくてはならず、

非常に困難な作業になります。

 

”This is a pen.”

これを単語のみを覚えるために

直接inputしようとすると日本語では

”これはですペン” になります。

 

いかがでしょう、

複雑な文になるとさらに英語との乖離が

できてしまいます。

日本語字幕を見ながら

海外ドラマを見るのも一緒です。

 

 

 

やはりシャドーイングという方法

がベストかと思います。

 

付属のCDを聞きながら、

まずはテキストを読みながら口ずさむ。

慣れてきたら読まずに

音声に続いて口ずさむ。

 

最近は本ではなくてアプリなら

テキストのon off も可能で

移動中もしやすいでしょう。

 

詳しい取り組み方はまた別の機会にでも。

 

 

ぜひご参考に

 

 

一緒に頑張りましょう

 

 


実践IELTS技能別問題集リスニング



TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング

ワクチン接種率が最も高い国でコロナが増えている事実から考える

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今回は非常に考えさせられる記事です。

 

個人として、自分自身そして家族を守るために

ワクチンを接種する事の重要性は

今更疑う余地はありませんが、

タイトルの、それでも増えている国から

自分たちは何を学ぶべきでしょうか。

 

 

theconversation.com

 

 

 

インド洋に浮かぶリゾート地としても人気の島国セーシェル

 

国民の71%が少なくとも1回、62%が2回の

ワクチン接種を既に行っています。

アストラゼネカ社製 43% シノファーム社製 57%)

しかしながら、

コロナ新感染患者の37%、

そして新入院患者の20%

がワクチン接種者であり、

政府は規制を再導入したとの事です。

 

 

これが何を意味しているのでしょうか?

 

まず、セーシェルで流行しているのは

最もワクチンをすり抜けると言われている

南アフリカ株との事。

 

報告ではアストラゼネカ社製のワクチンは

南アフリカ株に対して0~10%の有効性しかなく、

南アフリカでは同社製のワクチンは

2月に既に停止されています。

シノファーム社製のワクチンは

データがないもののやはり多少効果は劣ると。

 

 

一方でファイザー社、モデルナ社製の

ワクチン接種が行われている

アメリカ、イギリス、イスラエルでは

イギリス変異株の流行が主流にも関わらず

新規感染者は減少しています。

 

 

なぜでしょう?

 

 

 

 

キーはワクチンの有効性と

集団免疫の獲得(接種率)です。

 

 

オーストラリアの研究所の試算によると

仮にワクチンの有効性が90%とすると、

十分な集団免疫を獲得するには

集団の66%以上のワクチン接種が必要と。

 

もしワクチンの有効性が60%とすると

集団の100%がワクチンを接種しないと

集団免疫は獲得できません。

それ以下だと集団免疫の達成は不可能と。

 

 

 

ちなみにこれは

再生産数が2.5のイギリス変異株の話

新変異株の場合再生産数は4.75

インド株は7です。

 

イギリスの研究では効果の低いワクチンでは

感染拡大のコントロールができず、

10年経っても経済は元に戻らないと。

 

 

Vaccinating the world is the only way to end the pandemic.

ワクチン接種がパンデミックを終息させる

唯一の方法です。

 

 

世界のどこかで変異種が生まれる限り、

このいたちごっこは終わりません。

 

 

高校で習ったThe ~er ... the ~er構文です。

 

The sooner we get the whole world vaccinated, the sooner we will control emergence of new variants.

全世界のみんながワクチン接種をすませるのが

早い程、新変異株の発生を早く抑えられる。

 

 

ぜひご参考に。

 

 

一緒に頑張りましょう。

 

 

副反応がない人にはワクチンは効いていないのか?

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ワクチンの接種範囲が拡大し、

皆さんの周りにも既に接種した方が

増えてきていると思います。

 

その中に、副反応しんどかったわー

と言う人がいる一方で

全く何ともなかったと言う人もいるでしょう。

 

果たして、副反応の有無とワクチンの効果

は関連性があるのでしょうか?

 

 

 

いい記事がありましたので、ご紹介します。

 

www.healthline.com


 

 

 

結果から言うと、

副反応の有無はあまり関係ないとの事です。

 

 

ワクチンの接種後熱が出たら

よっしゃー!これで免疫ついた!

と喜んでいた人たちには損した気分ですね。

 

 

ファイザー社、モデルナ社の調査では、

ワクチン接種者の半数以上が

何も副作用の症状がなかったそうです。

それでもコロナの予防効果は

90%以上と変わらず、との事です。

 

 

副作用が出るかどうかには、

年齢、性別、免疫機能、遺伝子、

栄養、環境、抗炎症薬の服用など

の様々な要因を受けるため、

人によって広いバリエーションがあると。

 

注意すべきは、

すでに一度コロナにかかった事のある人

は副反応が強く出る傾向にあると。

 

また免疫不全患者に関しては

抗体形成は遅く、また抗体の数は少ないものの、

一定レベルの予防効果を示すと。

 

もともとインフルエンザ、

MMR(ムンプス、麻疹、風疹)、

TdAP(ジフテリア破傷風、百日咳)、

帯状疱疹ワクチンに関しても反応は

人により千差万別ですが、

その効果はほぼ一定なため、

コロナワクチンに関しても

当たり前の事かもしれません。

 

 

A little inflammation is necessary for the body to develop strong immunity, but we don’t have a way of measuring that level of inflammation and determining how that might reflect a person’s immune response.

 

強力な免疫を形成するために、

小さな炎症反応は不可欠である。

しかし我々にはその程度を測ったり、

それがどのように

個人の免疫力を反映するかを

知る方法がない。

 

 

免疫の神秘ですね。

 

はたらく細胞を読みましょう。笑


はたらく細胞(1) (シリウスコミックス)

 

 

いい勉強になる表現がたくさんありました。

 

mount a response to ~に反応する。

= respond to

mount もともと上ると言う意味ですが、興味深いですね。

-mount an immune response.

-mount an efficient response to an incident. 

 

confer = 与える

自動詞で使う場合は協議する

という意味⇒conference 

カンファレンスですが

違う使い方もできるのですね。

The shot will still likely confer some level of protection.

 

boil down to = ~に要約される。

”煮詰める”からの派生語でしょうか。

 A person’s reaction to vaccination really boils down to the innate differences in each person’s biochemical makeup, environment, and personal history.

 

 

英語のメディアを読むのはやっぱり面白い!

 

 

ぜひご参考に。

 

 

 

一緒に頑張りましょう。