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海外の最新医学記事からの役立つ情報と英語学習について、留学なし通学なしでIELTS band 7.5達成した独学派勤務医のBlog

副反応がない人にはワクチンは効いていないのか?

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ワクチンの接種範囲が拡大し、

皆さんの周りにも既に接種した方が

増えてきていると思います。

 

その中に、副反応しんどかったわー

と言う人がいる一方で

全く何ともなかったと言う人もいるでしょう。

 

果たして、副反応の有無とワクチンの効果

は関連性があるのでしょうか?

 

 

 

いい記事がありましたので、ご紹介します。

 

www.healthline.com


 

 

 

結果から言うと、

副反応の有無はあまり関係ないとの事です。

 

 

ワクチンの接種後熱が出たら

よっしゃー!これで免疫ついた!

と喜んでいた人たちには損した気分ですね。

 

 

ファイザー社、モデルナ社の調査では、

ワクチン接種者の半数以上が

何も副作用の症状がなかったそうです。

それでもコロナの予防効果は

90%以上と変わらず、との事です。

 

 

副作用が出るかどうかには、

年齢、性別、免疫機能、遺伝子、

栄養、環境、抗炎症薬の服用など

の様々な要因を受けるため、

人によって広いバリエーションがあると。

 

注意すべきは、

すでに一度コロナにかかった事のある人

は副反応が強く出る傾向にあると。

 

また免疫不全患者に関しては

抗体形成は遅く、また抗体の数は少ないものの、

一定レベルの予防効果を示すと。

 

もともとインフルエンザ、

MMR(ムンプス、麻疹、風疹)、

TdAP(ジフテリア破傷風、百日咳)、

帯状疱疹ワクチンに関しても反応は

人により千差万別ですが、

その効果はほぼ一定なため、

コロナワクチンに関しても

当たり前の事かもしれません。

 

 

A little inflammation is necessary for the body to develop strong immunity, but we don’t have a way of measuring that level of inflammation and determining how that might reflect a person’s immune response.

 

強力な免疫を形成するために、

小さな炎症反応は不可欠である。

しかし我々にはその程度を測ったり、

それがどのように

個人の免疫力を反映するかを

知る方法がない。

 

 

免疫の神秘ですね。

 

はたらく細胞を読みましょう。笑


はたらく細胞(1) (シリウスコミックス)

 

 

いい勉強になる表現がたくさんありました。

 

mount a response to ~に反応する。

= respond to

mount もともと上ると言う意味ですが、興味深いですね。

-mount an immune response.

-mount an efficient response to an incident. 

 

confer = 与える

自動詞で使う場合は協議する

という意味⇒conference 

カンファレンスですが

違う使い方もできるのですね。

The shot will still likely confer some level of protection.

 

boil down to = ~に要約される。

”煮詰める”からの派生語でしょうか。

 A person’s reaction to vaccination really boils down to the innate differences in each person’s biochemical makeup, environment, and personal history.

 

 

英語のメディアを読むのはやっぱり面白い!

 

 

ぜひご参考に。

 

 

 

一緒に頑張りましょう。