オンライン英会話の活用法 IELTS speaking>7.0を目指して
今回は英語学習、特にスピーキング(IELTS speakingも)の勉強について、オンライン英会話の自分なりの活用法をご紹介しようと思います。
コロナ禍で、今や会議も学会もすべてオンラインです。その前から既にあったオンライン英会話に関しては今更その効果・価値を疑問に思う方は恐らくいないでしょう。
自分は大学入学後の英語は、ほぼほぼ独学でした。※以前の記事をご覧下さい。
友人には大学生、医者になってから英会話教室に通うものもいましたが、費用の高さとスケジュール管理の難しさから、自分には無理だと思っていました。
そこでオンライン学習です。長くなりますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
目次
- Leap before you look
- オンラインスクールの選び方
- フィリピン英語への間違った偏見
- オンライン英会話の使い方
- IELTS準備コースの重要性
- 他のサービスとの比較
Leap Before You Look
本来ならばLook before you leap (跳ぶ前に見ろ)転ばぬ先の杖的な意味ですが、敢えて逆に書きました。というのが、自分がそれで失敗したからです。
自分でいうのも何ですが、自分は比較的慎重派で、オンライン英会話なんてやった事がなく、英会話教室も小学生の時以来でした。そのためか、いろいろなオンライン英会話業者のサイトを比べるに飽き足らず、雑誌や本などで比較記事を読んで、納得するまでに時間をかなりかけました。
結果から言うと、完全に無駄だったと思います。もし英語試験や留学の期日が決まっている方ならなおさらです。というのも、現在どこのオンラインスクールも体験レッスン2回無料など、お試し期間を設けている事が多いからです。
中途半端な記事や体験談、口コミに左右されるよりは、まず飛び込んで体験してみる事をお勧めします。貴方がどんなに英語に苦手意識を持っていたとしても、何も怖いことはありません。Just do it !です。
オンラインスクールの選び方
僕がオンライン英会話を受けていた3-4年前と比べると今はもっとオンラインスクールの選択肢が広がっていると思います。しかし、選ぶのであればやはり講師の質と数で選ぶのが重要と考えます。
いかに普段使用している言語とはいえ人にうまく教えるのにはある程度の教養が必要です。中高6年間以上英語を勉強しても英語が話せない日本人の苦手な部分を有効にケアしてくれる為には講師にもある程度以上の素質が必要かと考えます。
また講師の数に関しては選択の幅という意味でも重要なファクターと思います。オンラインとはいえ、face to faceの対面授業のためやはり人間としての相性があります。自分にあい、気持ちよくレッスンを受けられる先生を見つけられる事は重要です。
自分はある体験レッスンで、非常に頭のキレる女性講師とレッスンしました。その女性の講師は理系の優秀な方のようですが、もとは医者を志していたそうで、邪推かもしれませんが、”何でこんな英語もしゃべれないお前が医者をできているんだ?”と30分間言われ続けている気がして、とてもその方のレッスンを続けられませんでした。
また、レッスンを受けられる時間によっては非常に混んでいてお目当ての講師を予約できないという状況もあるかと思いますので、ある程度の講師の規模は必須と思います。
フィリピン英語への間違った偏見
”英語といえば、外人講師、できればアメリカ人かイギリス人かカナダ人で、最悪オーストラリア、ニュージーランドでもいいか”と考えている方、大間違いです。
実際のネイティブが聞けば別かもしれませんが、自分の受けたフィリピン人講師の先生方の発音、文法に自分は疑問や違和感を持った事はありません。むしろ映画やドラマの中の俳優の方が訛っているなーと感じる時があります。
自分は大学時代にオーストラリアに語学留学に行った時にホストファミリーに発音がいいね!と褒められましたが、自分の中学生の時の英語の先生はフィリピン人の先生でした。
彼らは生まれつきのネイティブではありませんが、みんな学んで英語を第二言語として身に着けた方です、同じ第二言語、外国語の学習者としては日本人にとってネイティブよりも適している教師かもしれません。
オンライン英会話の使い方
オンライン英会話に限らず英語のスピーキングで、対面授業の利点、本での独学ではできない部分を補う面としては色々な要素があると思います。
まずは慣れ、Xenophobia(外国人恐怖症)の克服でしょうか。普段単民族国家で暮らす我々日本人にとっては外国人と話すというだけであがってしまい、実力を発揮できないといった状況に陥る可能性があります。その場合は比較的経済的にお得なオンライン英会話を活用してなるべく回数を多くこなしてみるといったアプローチは有効と考えられます。
しかし、外人的なノリを身に着ける為だけに授業を受けるのは勿体ない。この本の著者のように、
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あらかじめしゃべってみたい場面での使いそうなフレーズを用意して、それを外国人講師に自然な言い方やもっといい言い方に直してもらうのもいいと思いますし、もっと上級者になれば、コロナでも環境問題でも何かテーマを決めてディスカッションできれば、ホットなトピックに対する言い回しを増やす意味でも非常に有効と考えられます。
IELTS準備コースの重要性
IELTS スピーキングテストの準備となると、通常のオンライン授業だけでは三分の一以下しか満たしていない事になります。
名前は?趣味は?休日何しているの?仕事は?学校では何を勉強したの?的な一般的な質問はIELTSのスピーキングのpart 1にしか相当しません。与えられたテーマについて2分以上スピーチし続けるpart 2、そして抽象的なテーマについてディスカッションするpart 3(前項で触れたテーマ討論はいいかもしれません)。
一般的なオンライン英会話ではカバーできないため、やはりIELTS専用のプログラムは必要と考えらえます。
※ 自分の調べた限りではIELTSに特化したコースがあるのはQQ Englishとmy tutorのみです。my tutorは以前利用していましたが、自分の好きな講師はもう辞めてしまいました。
他のサービスとの比較
オンライン英会話にはスクール以外にも方法は無くはありません。
ネットで個人家庭教師を探す、そういうサイトもあります。少し前はカフェ等で個人レッスンをしているのを見ることがありましたが、コロナ後はオンラインで対応している先生も多いようです。このやり方の問題は、やはり自分にあう講師を見つける労力が半端ない事と、やはり授業の単価が高めだという事です。
自分は2回目のIELTSの前(band 7.5 speaking 7.0)の前に自分の患者さんで近くの大学の講師をしている中国系アメリカ人女性にZOOMでレッスンを半年ほどしてもらいました。良かった点はこちらの都合を考慮してくれたところでしたが、悪かった点は結局世間話を聞かされる形になってしまった(教育業界は基本全てオンラインとなった為、誰かと話しをしたい鬱憤がたまっていたみたいです)事と、一度レッスンを頼むと知っている間柄だけに断りにくかった事です。費用も高くつきました。
以上、オンライン英会話スクールの活用に関して自分の経験、感想、提案を書かせていただきました。参考になれば幸いです。
一緒に頑張りましょう。