小児のコロナワクチン接種について
医療従事者、高齢者に続き
新型コロナウイルスに対する
ワクチン接種の対象年齢が
拡大するにつれ、
子供に接種させるかどうか
についても意見が別れるところ
だと思います。
自分も子供にワクチンを接種させる
にあたり、自分たちの経験から
若いほど副反応が出やすい
印象があるため、正直複雑です。
以下の記事をご紹介します。
以下は僕の解説、解釈です。
記事によると、カナダ、アメリカ、
ヨーロッパでは既に12-15歳の子供
に対してファイザー社製ワクチンの
接種の対象は既に拡大しており、
さらに低年齢の子供に対する
調査も進んでいるとの事。
ワクチン接種の必要性に関しては、
子供たちは一般的に新型コロナウイルス
に感染しても重症化や死亡のリスクは低い
ものの、ウイルスの運び手となる可能性
があるため、社会としての利益の為に
必要との事。また将来出現しうる危険な
変異種に対抗する為にも重要との事です。
有効性に関しては、ファイザー社が行った
2260人の12-15歳への調査によると
プラセボ(偽薬)を投与された群の18例が
感染したのに対して、ワクチンを接種した
子供たちに感染は認められなかったと。
また抗体形成に関してはむしろ16-25歳
よりもむしろ良かったと報告されています。
安全性に関しては、自分もすごく気になる
ところなので、具体的な数字を出します。
ワクチン接種後1週間以内の副反応
一般的なものでは
接種部の痛み 90.5%
倦怠感 77.5%
頭痛 75.5%
冷感 49.2%
筋肉痛 42.2%
発熱 24.3%
関節痛 20.2%
接種部の腫れ 9.2%
接種部の発赤 8.6%
特に気になるものについては
リンパ節腫脹 0.8%
ベル麻痺(顔面神経麻痺)、心筋炎、
血小板減少症、深部静脈血栓症、
アナフィラキシーは認められなかったと。
安全は保障されているようですが、
子供に社会の為に犠牲になってくれ
とはいいにくいものの、社会の一員
として、旅行や行事を楽しむには
必須なのかとも思い、複雑ですね。
記事中のいい英文をご紹介します。
impede = 妨げる
電気抵抗のインピーダンスと同じ語源です。
There’s increasing evidence the vaccines impede transmission of SARS-CoV-2, so vaccinating children is expected to benefit the wider community.
一緒に頑張りましょう。