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海外の最新医学記事からの役立つ情報と英語学習について、留学なし通学なしでIELTS band 7.5達成した独学派勤務医のBlog

コロナウイルスワクチンが90%以上感染を抑制するという意味

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コロナワクチンを接種しても、

絶対コロナにかからない保証はない!

90%ってことは10%は感染するじゃないか!

 

ワクチンを拒否する人たちの言い分、

解らなくもありません。

 

以下の記事をご紹介します。

 

www.healthline.com

 

 

 

 

以下、解説と僕なりの解釈です。

 

 

接種してから免疫を獲得するまでの

間にウイルスに暴露される場合、

 

体質等の原因でワクチンを接種しても

十分な抗体が形成されない場合、

 

いわゆる "breakthrough cases"という

ワクチン接種にも関わらず感染する事例は

ある程度あるのは当然との事です。

 

しかし、

聞き慣れてしまった言葉ですが、

"herd immunity" 集団免疫を獲得する

為には集団のある一定以上の割合が

抗体を持つ必要があり、

接種者自身の身だけでなく、

ともに生活する人たちの為にも

ワクチン接種は必要と考えます。

 

アメリカでのデータ上は、

8700万人ワクチンを接種した中で、

約7000人がコロナウイルスに感染し、

入院したのは500人以下、死亡88例です。

どう感じられるでしょうか?

 

その一方、

みなさんが毎年普通に(?)接種している

インフルエンザワクチン、

その感染抑制効果は19-60%程度との事です。

 

それと比べるといかにデータ上の%で

新型コロナウイルスワクチンの効果

が強いかが解るかと思います。

 

以下引用です。

“Even if we have a handful of breakthrough cases it’s important to remember that these people are unlikely to have severe disease or pass COVID along to other people.”

 - Dr. S. Wesley Long,@ Houston Methodist in Texas

 

たとえ一握りのブレークスルー(ワクチン不能

症例があったとしても、その患者たちが

重篤になったり他人にコロナを移す

可能性は低い。

 

以前の記事に書きましたが、

ファイザー社製ワクチンの2回接種後の

感染予防効果は約94%ですが、

1回のみの接種の場合は約64%です。

medandenglish.hatenablog.com

 

 

実はこの%はインフルエンザワクチンの

有効性とほぼ同じです。

 

どうぞご参考に

 

 

一緒に頑張りましょう